インプラント治療を受けてみたいと思う人にとって、骨に穴を開ける手術は痛そうで敬遠したいと思うのも無理もないことでしょう。でも、心配は要りません。インプラントを埋め込む前には、充分な局所麻酔を施します。時には患者の不安や緊張を緩和するために、鎮静法という手法を用いて手術を進めることもあります。ですから、インプラントの植立のためにアゴ骨に穴を開ける際には、ほとんど全くと言って良いくらい痛みを感じることはないでしょう。
麻酔注射にしても、いつ針が刺さったのか分からないほどで、何か感じたとしてもほんの少しの痛みがあるくらいです。安心して治療に臨みましょう。インプラント手術自体の安全性ですが、ミスが起きる場合の原因として次のことが挙げられます。□未熟な外科手技による不適切な埋入。□骨の状態によるもの(硬すぎる、軟らかすぎる等)。□不十分な解剖学的知識による神経、血管、あるいは粘膜の損傷。
これらのミスは、術後初期段階に症状として現れることがあります。このような場合には、埋入したインプラント(フィクスチャー)を取り外して、増骨手術など必要な処置の後に2~3ヶ月後に再手術を行います。6ヶ月ほど経過しますと、自身の骨の組織が誘導されてインプラントがしっかりと固定されることになります。GBRは、抜歯したのちすぐにインプラントを植立する際に最適な方法とされています。
インプラント手術後は通常、抗生物質や痛み止めが処方されると思います。しかし、薬嫌いの人は症状が軽いときなど自分勝手に薬を少なくしたり、飲むのを途中で止めたりしてしまうことがあります。口の中は傷があっても手や足と違って、絆創膏やキズバンができませんから雑菌にさらされてしまいます。ですから、雑菌から傷口を守るためにも抗生物質などが不可欠となるのです。主治医の先生は、手術の状況に応じて薬を決定しますから、きちんと指示通りに飲むことが肝要です。インプラント手術に痛みはないのでしょうか。