インプラント治療は、手術になりますから、多少のリスクがともないます。例えば、神経の損傷があります。軽度でしたら数ヶ月で回復できますが、ひどい場合には一生麻痺が残ることもあります。いかに条件の悪い患者にインプラントの手術を適応させるか、さらに、失った骨の再生法なども課題になるといえるでしょう。骨粗しょう症は、全身の骨量が低下して骨の脆弱性が大きくなって骨折が起こりやすい病気です。
アゴの骨も骨粗しょう症によって影響を受けますが、担当医に検査してもらって、一定の数値をクリアできましたら、十分インプラントの手術は可能となっています。また、直接手術に関係しませんが、歯ぎしりなどの悪習癖は、インプラントや残っている歯に悪影響を及ぼしてしまい。そのため、正確な噛み合わせの確保とマウスピースを利用することによって、できるだけ歯に対するストレスを失くすようにします。
命に関わる事故が起こっているとは聞きませんが、インプラントの手術にはとても高度な技術が求められているのは、確かなようです。インプラントと一口に言いましても治療の内容で難易度は違ってきますから、一概には言えないのですが、歯科医師によって技術力に差があることは間違いないことでしょう。インプラントの専門医は、認定医の制度があってそれで技術がある程度目に見える形で判断できますから一つの目安にはなるかもしれません。少なくとも、今の自分の健康状態についてある程度把握しておき、歯科医師に説明できるようにしておきましょう。
インプラント治療の前後でいくつか注意する点はあるのですが、手術の前日および当日ともにほぼ通常通りの生活ができます。インプラントを少しでも長く機能させるために最も重要なことは、口腔内全体の衛生になります。インプラントはチタンでできていますから、インプラント自体が使い物にならないことはありません。しかしながら、歯の土台となる歯肉が歯周病などで衰えたり、噛み合せが悪いままインプラント治療を行いますとせっかくの人工歯根を十分に活かすことができません。